シンダーコンクリート

屋根工事・工法建材 2022.07.11 (最終更新日:2026.03.12)

シンダーコンクリートとは、アスファルト防水層の上に打設する保護用コンクリートのこと。 「保護コンクリート」とも呼ばれ、防水層を熱・紫外線・衝撃・摩耗から守るとともに、防水層の浮き上がりを防ぐ目的で使用される。主に**屋上・陸屋根(平らな屋根)**の防水工事において施工される。


シンダーコンクリートの主な特徴

項目内容
目的防水層の保護(熱・紫外線・衝撃・摩耗・浮き上がり防止)
使用場所屋上・陸屋根のアスファルト防水層の上
使用材料通常コンクリートまたは軽量コンクリート
伸縮調整目地約3m間隔で設置(ひび割れ対策)
同義語保護コンクリート

ひび割れ対策としての伸縮調整目地

コンクリートは硬化する際に収縮する性質があるため、シンダーコンクリートにはひび割れが発生しやすいという特性がある。このひび割れを防ぐため、約3m間隔で伸縮調整目地を設置するのが一般的だ。

伸縮調整目地を設けることで、コンクリートの収縮・膨張による応力を分散させ、防水層へのダメージを最小限に抑える役割を果たす。目地部分のシーリング材の劣化も定期的に確認することが重要だ。


よくある質問(FAQ)

Q. シンダーコンクリートに軽量コンクリートが使われる理由は何か?
屋上に打設するシンダーコンクリートは、建物全体への荷重負担を軽減するために軽量コンクリートが使用されるケースがある。通常のコンクリートと比べて比重が小さく、建物の構造への負担を抑えながら防水層の保護機能を確保できる点がメリットだ。建物の構造計算や設計条件に応じて、通常コンクリートと軽量コンクリートを使い分けるのが一般的だ。

Q. シンダーコンクリートのひび割れを発見した場合、どう対処すればよいのか?
シンダーコンクリートにひび割れが発生した場合、そのまま放置すると雨水が浸入し下層の防水層にダメージを与える可能性がある。軽微なひび割れにはシーリング材や補修モルタルによる充填補修が有効だが、広範囲にわたるひび割れや防水層の劣化が疑われる場合は、専門業者による調査・防水改修工事の検討が必要だ。

Q. シンダーコンクリートの上に防水塗装を施す場合の注意点は何か?
シンダーコンクリート面への防水塗装を行う際は、下地の状態確認と適切な下地処理が不可欠だ。ひび割れ・浮き・欠損がある場合は事前に補修し、目地部分にはシーリング処理を施したうえで塗装に臨む必要がある。また、コンクリートのアルカリ成分による塗膜への影響を考慮し、耐アルカリ性を持つ下塗り材の選定が重要なポイントとなる。

Facebookコメント

記事カテゴリ

  • 塗装業界チャンネル
  • 営業活動レポート
  • 経営サポート
  • 塗装の現場から
  • 代表コラム
  • 製品紹介