AEP
塗料
2022.01.31
(最終更新日:2024.10.02)
AEPとは、日本建築家協会における塗料・塗装分野で「アクリル樹脂エマルションペイント」の略号のこと。
AEPは、塗料の主成分であるアクリル樹脂を水に分散させ、顔料で着色した塗料のこと。
溶媒として有機溶剤の代わりに水を使った水系塗料のため、シンナー臭がしないことで健康や環境への影響が少ない。アクリル樹脂をベースにしているため、一般的に耐候性は3~5年程度であり、比較的安価な塗料である。
近年の屋根や外壁の塗装工事においては、高い耐候性が要求されることから、現在ではシリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料が主力製品となっている。ただし、高い耐候性を必要としない内装、軒天などでは艶消しタイプのアクリル塗料が使われることが多い。
その他に、新築の塗装工事でリシン仕上げ・吹付タイル仕上げ・スタッコ仕上げなどは、アクリル樹脂が使用されている。また、ホームセンターなどでも安価で手に入るため、DIYとして家具や内装、小物などの塗り替え(日曜大工)にも使用されている。
「アクリル樹脂エマルションペイント」と同義語
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