アセトン拭き

工事・工法防水材 2022.06.22 (最終更新日:2026.04.24)

アセトン拭きとは、有機溶剤の一種であるアセトンを染み込ませたウエスなどで、FRP表面に残ったパラフィンを拭き取る作業工程のこと。

なぜアセトン拭きが必要なのか

既存のFRPベランダ防水の改修工事では、以下の順序で施工が進む。

  1. サンディング(目荒らし):既存防水層の表面を削り、新しい塗膜が密着しやすい状態にする
  2. アセトン拭き:サンディング後もFRP表面に残存するパラフィンをアセトンで除去する
  3. 新規塗膜の施工:下地処理が完了した面に新しい防水材を塗布する

パラフィンは油脂の一種で、そのまま放置すると新しい塗膜の剥離原因となる。アセトンは油脂をよく溶かす性質を持つため、このパラフィン除去に使用される。

取り扱いの注意点

アセトンは揮発性が高く、強い引火性を持つ非常に危険な有機溶剤のため、以下の点に注意が必要。

  • 火気厳禁・換気を十分に確保する
  • 保護手袋・防毒マスクなど適切な保護具を着用する
  • 密閉空間での使用は避ける

よくある質問(FAQ)

Q. アセトン拭きはどんな工事で行うの? A. 主にFRPベランダ防水の改修工事で行う。既存防水層のサンディング後に、残存パラフィンを除去する目的で実施する。

Q. なぜサンディング後にアセトン拭きが必要なの? A. サンディングだけではFRP表面のパラフィンを完全に除去できないため。パラフィンが残ったまま新しい塗膜を施工すると、塗膜剥離の原因となる。

Q. アセトンを使う際に気をつけることは? A. 揮発性が高く引火性が強いため、火気厳禁・十分な換気・保護具の着用が必須。

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