サイクル腐食性試験

試験 2024.08.02

サイクル腐食性試験とは、日本産業規格JIS K 5600-7-9の試験方法で、塩水噴霧・乾燥・湿潤のサイクルに対する塗膜の耐久性を評価する方法のこと。
この規格では4つの異なるサイクル腐食条件があり、一般防食、建材、自動車用途といった幅広い分野で使用されている。JIS K 5600-7-9の中でも、鋼構造物の錆止め塗料は、JIS K 5551(構造物用さび止めペイント)のサイクル腐食性試験を行っている。試験の流れは、金属素地に錆止め塗料を塗布し、バツ印に素地まで切り込みを入れ、「塩水の噴霧➡湿潤状態で静置➡乾燥」を1サイクルとして、28~120サイクルを行います。合格基準としては、目視によって塗膜、膨れ、割れ及び剥がれを確認し、これらの発生が見られない場合を合格としている。
しかしながら実際との加速倍率は算出できないことから寿命評価はできないと言われている。

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