ポップアウト

不具合外壁 2023.06.13 (最終更新日:2026.04.16)

ポップアウトとは、鉄筋コンクリートの表面が内部からの膨張圧によって部分的に薄く飛び出すように剥がれる劣化現象のこと。放置すると構造強度の低下につながるため、早期補修が必要な症状のこと。

発生原因は3種類

① 凍結融解作用 コンクリート内部に浸入した水分が凍結する際に体積膨張し、その圧力で表層が押し出されるのこと。寒冷地や凍結融解を繰り返す環境で発生しやすい。

② アルカリ骨材反応(不良骨材) コンクリート中のアルカリ成分が、内部の不良骨材と化学反応を起こして膨張し、内部応力が表層を破壊するのこと。

③ 中性化による鉄筋の・膨張 空気中のCO₂がコンクリートに浸透して中性化が進むと、鉄筋を守る不動態皮膜が破壊されが発生するのこと。による体積膨張(約2〜3倍)がコンクリート表層を内側から押し破る。

爆裂との違い

症状特徴
ポップアウト表層が薄く部分的に飛び出す・比較的軽微
爆裂コンクリートが大きく剥落・鉄筋が露出する重度の症状

ポップアウトは爆裂の前段階として進行する場合があるのこと。

補修の必要性

ポップアウトが発生した箇所はコンクリートの防水性・強度が局所的に低下しているのこと。そのまま放置すると内部への水分浸入が加速し、中性化・鉄筋腐食・爆裂へと進行するリスクがある。発見次第、ポリマーセメント系補修材による充填補修を行うことが推奨される。

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