微弾性
「微弾性フィラー」と同義語であり、現場塗装では、微弾性フィラーを略して指すことが多い。
外壁に使用されるフィラーの種類の一つ。
経年劣化が進んだ吹付タイル仕上げでは、上塗材のみがひび割れている場合が多い。微弾性フィラーが開発される前は、塗替えでシーラー(プライマー)に上塗材を塗装していたが、凹んだひび割れ跡が充填できずに残ってしまう。
そこで、シーラー(プライマー)に微細な粉末を配合してひび割れ跡を目立たなくする手法が開発され、樹脂フィラーと呼ばれていたが、旧塗膜の強度が経年で低下しているため、付着力(凝集力)を低減する目的で微弾性フィラーに進化した。
現在では大規模修繕工事の下塗材として確固たる地位を占めたことから、JISにも「可とう形改修塗材」として品質が規定されている。
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