可とう性
可とう性とは、塗膜が下地の動きに追従して割れずに変形できる柔軟性のこと。「柔軟性」と同義語で、建物の振動・温度変化による膨張収縮など、下地の状態変化に塗膜が対応できるかを示す性能のこと。
可とう性が求められる理由
建物の外壁は、季節や気温の変化によって常に微細な膨張・収縮を繰り返しているのこと。この動きに塗膜が追従できなければ、ひび割れが生じて防水性・耐久性が低下する。可とう性の高い塗膜は下地の動きに柔軟に追従するため、ひび割れのリスクを低減できるのこと。
金属の試験体に塗装を行い、中央部分に直径10mmの鋼棒を当て、塗付け面を外側にして90度折り曲げ、塗膜表面にひび割れが発生しないことで塗膜表面の柔軟性を確認・評価する。
伸び性能などの弾性とは異なる性能である。
よくある質問(FAQ)
Q. 可とう性が低い塗料を選ぶとどうなりますか?
A. 下地の膨張収縮や振動に塗膜が追従できず、ひび割れが生じやすくなるのこと。ひび割れから雨水が浸入すると下地の劣化や雨漏りにつながるため、動きの大きい下地には可とう性の高い塗料の選定が重要のこと。
Q. 可とう性はどんな建物・部位で特に重要ですか?
A. 温度変化による膨張収縮が大きいALC板・金属系サイディングなどの外壁材や、振動の影響を受けやすい部位で特に重要のこと。また、シーリング目地周辺など動きが集中しやすい箇所にも可とう性の高い塗料が推奨される。
Q. 可とう性と弾性塗料は同じ意味ですか?
A. 異なる性能のこと。弾性塗料は主に伸び性能(引張に対する復元力)を持つ塗料を指し、可とう性は折り曲げに対してひび割れない柔軟性のこと。弾性塗料が可とう性も兼ね備えている場合はあるが、それぞれ別の評価基準で測定される性能のこと。






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