ロス率

塗料塗装工事・工法 塗装の現場から 2022.05.20 (最終更新日:2024.01.05)

塗料のロスは、塗装する際、対象物(外壁・屋根など被塗物)に塗着できずに損失してしまう塗料のことを指す。 ロスの要因としては、容器への付着、塗装道具への付着、風による飛散、はみ出し、たらしなどが挙げられる。 ロス率はこのロスを百分率でみた、その「損失の割合」を指す。

例えば、10kg塗って9kgが塗着、1kgがロスになった場合は、1kg/10kgでロス率10%(塗着率90%)になる。 ロス率は塗装方法によって大きく異なり、吹付はローラー刷毛と比較して塗料の飛散によるロスが大きい。 材料見積りはこれらの塗装ロス(余剰分)を見込んで、ロス率を含んだ材料数量で算出される。また、塗装仕様書は、塗装ロスと下地の形状などを加味して幅を持って表記している。

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