微弾性フィラーの擦り込み

工事・工法塗装 塗装の現場から 2022.05.20 (最終更新日:2024.01.05)

微弾性フィラーの擦り込みとは、コンクリートやモルタルの幅0.3mm未満のひび割れ発生箇所に下地調整材(微弾性フィラー)を刷毛や鏝、ヘラなどで擦り込み充填し、ひび割れからの水の浸入を防ぐ簡易的な補修工法の一つ。

下地調整材(微弾性フィラー)はJISにも「可とう形改修塗材」として品質が規定されており、本来は外壁の既存仕上材塗膜(吹付タイルなど)の微細なひび割れ充填を兼ねた下塗材として使用される。

主に仕上材が施され、ひび割れが発生しやすいコンクリートやモルタル下地に用いられるが、窯業系サイディングALC等のセメント系外壁材でも使用されることがある。 なお、簡易的なひび割れ補修方法であるため、補修箇所に挙動が生じた場合、ひび割れが再発しやすい。

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