ゼロスパンテンション試験
ゼロスパンテンション試験とは、塗料の性能を確認するための試験方法の一つで、下地ひび割れに対しての塗膜の追従性を確認するための試験のこと。
ゼロスパンテンションとは、コンクリート下地のひび割れに追従する外装塗装材料[アクリルゴム系外装塗装材料など(JIS A 6021建築用塗膜防水材)]を下地に下塗材+主材で約1mm の膜厚、[防水形複層塗材E/REなど(JIS A 6909建築用仕上塗材)]を下地に下塗材+主材+上塗材で約1mm の膜厚にして、-10℃環境下でひび割れ幅なしから2.5mm⇔0.5mmの繰り返し2000回で「異常なし」の耐疲労性能試験(繰り返しゼロスパンテンション試験)で性能評価される。
なお、両試験方法は類似しているが、JIS A 6909建築用仕上塗材の方が試験体に上塗材が塗装されていることから、より厳しい試験と言える。
また、その他の試験方法としては、土木学会から提案されている表面被覆材のひび割れ追従性試験(JSCE-K 532)やNEXCOの表面被覆材のひび割れ追従性試験などがある。
ひび割れ追従性に優れた塗料はこちら
関連記事超防水塗料「EC-5000PCM-IR」の特徴
雨水からお住まいを長く守る「外壁用超防水塗料」 EC-5000PCM-IRは防水性と耐候性に優れた水性系一液型塗料。 ピュアアクリ
続きを読む
アクリルゴム系塗膜防水材
1成分の水性アクリルゴム系樹脂を主成分とした塗膜防水材のこと。 JIS-A-6021建築用塗膜防水材に性能は規定されている。一般的
続きを読む
ひび割れ追従性
ひび割れ追従性とは下地にひび割れが発生した場合、仕上材がどの程度のひび割れに追随できるかを示した性能のこと。NEXCO構造物施工管
続きを読む
Facebookコメント