ささらとは?建築現場で使われる2つの意味をわかりやすく解説

建物部位 2024.04.09 (最終更新日:2026.03.12)

ささらとは、建築の分野で2つの異なる意味を持つ専門用語のこと。 ひとつは階段の踏み板を支える板材、もうひとつはドイツ壁の仕上げに使う道具を指す。それぞれ用途や場面が大きく異なるため、文脈に応じた理解が必要だ。


① ささら(階段):踏み板を支える板材

階段における「ささら」とは、踏み板を支える目的で設けられる板材のこと。 階段の構造には大きく2種類あり、それぞれでささらの形状と役割が異なる。

種類ささらの特徴デザイン性・耐久性
ささら桁階段踏み板を下から支える稲妻(ジグザグ)状の板材横からささらと踏み板が見えるためデザイン性が高い
側桁階段踏み板を両側から挟み込む板材横から踏み板が見えない構造で耐久性が高い

ささら桁階段はオープン階段とも呼ばれ、スケルトン構造によりスタイリッシュな内装デザインに向いている。側桁階段は一般住宅に広く採用され、強度と安定性を重視した実用的な構造だ。


② ささら(左官道具):ドイツ壁の仕上げに使う道具

左官工事における「ささら」とは、竹や細い木を束ねて作られた、ドイツ壁仕上げ用の道具のこと。 練ったモルタルをささらに乗せ、施工面に向かって飛ばしてぶつけることで、独特の凹凸模様(スタッコ調)を生み出す。手作業ならではのランダムな凹凸が、独特のテクスチャーと風合いを演出する仕上げ方法だ。


よくある質問(FAQ)

Q. ささら桁階段と側桁階段はどちらが一般的なのか?
一般住宅では側桁階段の方が広く採用されている。強度が高く施工しやすいことが理由だ。一方、**ささら桁階段(オープン階段)**はデザイン性を重視した注文住宅やリノベーション物件で採用されることが多く、開放感のある空間演出に向いている。

Q. ドイツ壁とはどんな仕上げなのか?
ドイツ壁とは、モルタルや漆喰などをかき落としたり飛ばしたりして凹凸模様をつける左官仕上げの総称のこと。 ささらを使って施工面にモルタルを叩きつける方法はその代表的な技法のひとつで、素朴で温かみのある外壁・内壁の仕上げとして昔から使われている。

Q. ささらを使った仕上げは外壁塗装の際に注意が必要か?
ドイツ壁仕上げのように凹凸が大きい外壁面は、塗料が凸部にのみ付着しやすく、凹部に塗りムラが生じやすい点に注意が必要だ。適切なローラーの選定(中毛〜長毛)や、必要に応じた2回塗り以上の工程を確保することで、均一な塗膜形成が可能になる。

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