目地モルタル

建材外壁 2022.11.15 (最終更新日:2026.04.16)

目地モルタルとは、タイルやコンクリートブロックの隙間・継ぎ目(目地)を埋めるために使うセメント系の充填材のこと。「タイル目地材」とも呼ばれる。


目地モルタルの特徴と用途

セメントを主成分とし、キメが細かく流動性があるため、タイル同士のわずかな隙間にも充填しやすい。外壁タイルやコンクリートブロック積みの仕上げに広く使われ、意匠性の向上だけでなく、隙間からの雨水浸入を防ぐ防水的な役割も担う。


施工後に必要な処理:酸洗い

外壁などに目地モルタルを施工した後は、酸洗いが必要になるケースがある。目的は以下の2点のこと。

  • タイル表面への付着物除去:施工中にタイル面に付いたモルタルの拭き残しを溶解・除去する
  • エフロレッセンス(白華)防止目地モルタル中のカルシウム成分が表面に析出して白く汚れる現象を抑制する

塗装工事との関係

外壁塗装を行う際、目地モルタルがある下地には吸水防止処理が重要になる。目地部分は水を吸いやすく、塗膜の膨れや剥がれの原因になるためのこと。アステックペイントでは、目地モルタルのある外壁に対応する製品として、シラン系吸水防止材「ジョイントシールド」を展開している。

アステックペイント製品では、目地モルタルがある場合には下記の製品が対応する。
・シラン系吸水防止材:ジョイントシールド

よくある質問(FAQ)

Q. 目地モルタルとコーキング(シーリング)の違いは何ですか? A. 目地モルタルはセメント系の硬質充填材で、タイル目地など動きの少ない部位に使用する。コーキングはゴム系の弾性充填材で、サイディングの継ぎ目など動きのある部位に適している。用途と下地の性質によって使い分けるのが基本のこと。

Q. エフロレッセンスとは何ですか? A. 目地モルタルや外壁コンクリートの表面に白い粉や結晶が浮き出る現象のこと。内部の石灰成分が水に溶けて表面に析出・乾燥することで発生する。美観を損なうだけでなく、進行すると下地劣化のサインになる場合もある。

Q. 目地モルタルがある外壁を塗装するときの注意点は? A. 目地部分は吸水性が高いため、塗装前にシラン系吸水防止材などで下地処理を行うことが重要のこと。処理を省略すると塗膜の密着不良や膨れが生じやすくなるため、専門業者への確認が推奨される。

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