フィラー

フィラーとは?種類・役割・プライマー/シーラーとの違いをわかりやすく解説
フィラーとは、塗装工事において下地表面の凹凸・段差・微細なひび割れなどを埋めて平滑に整えるために使用する下地調整材の総称のこと。 語源は英語の「filler(充填材・目止材)」で、上塗り塗料の仕上がりや耐久性を左右する重要な工程材料だ。
フィラーの主な種類
フィラーは用途・素材によって大きく2種類に分けられる。
さらに樹脂フィラーに弾性を付与したものを**「微弾性フィラー」「弾性フィラー」と呼ぶ。JIS A 6909では「可とう形改修用仕上塗材」**として位置付けられており、下地の微細なひび割れへの追従性が求められる外壁改修工事で広く使用されている。
下地処理材として混同されやすい3種類の役割の違いを整理する。
フィラーは下地に浸透して固める効果を持たないため、下地の表面強度が弱い場合はプライマーやシーラーで先に含浸固着処理を行ったうえで、フィラーによる下地調整を実施することが重要だ。
アステックペイントの微弾性フィラー製品
アステックペイントが販売する微弾性フィラーには以下の製品が挙げられる。
よくある質問(FAQ)
Q. フィラーはどのような下地に使用するのか?
フィラーが特に有効な下地はモルタル外壁・コンクリート外壁・ALC外壁など、表面に凹凸・巣穴・微細なひび割れが生じやすい素材だ。新築工事ではセメントフィラーで表面を平滑化し、改修工事では樹脂フィラー・微弾性フィラーで既存塗膜の模様やひび割れを整えたうえで上塗りを行うことで、仕上がりの均一性と塗膜の耐久性を高めることができる。
Q. 微弾性フィラーと通常の樹脂フィラーはどう使い分けるのか?
通常の樹脂フィラーは主に表面の凹凸・段差の平滑化を目的とするのに対し、微弾性フィラーは塗膜に柔軟性(可とう性)を持たせることで、下地の微細なひび割れへの追従性を高めたものだ。築年数が経過しひび割れが多く見られるモルタル外壁や、温度変化による伸縮が大きい下地には微弾性フィラーの使用が適している。一方、ひび割れが少なく平滑な下地であれば通常の樹脂フィラーで十分な場合もある。
Q. フィラーを省略して上塗り塗料を直接塗ることはできるのか?
下地の状態が良好で凹凸やひび割れが少ない場合に省略されるケースもあるが、下地に凹凸や巣穴・ひび割れがある状態で上塗り塗料を直接塗装すると、仕上がりにムラが生じたり塗膜の密着性が低下したりする可能性がある。特に改修工事において既存塗膜に模様がある場合は、フィラーで下地を整えることで上塗り後の仕上がり品質と耐久性に大きな差が出るため、工程の省略は推奨されない。






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