トップコート

塗料 2022.05.20 (最終更新日:2026.03.12)

トップコートとは、塗装工事において下塗り・中塗りの後に行う最終仕上げ工程で使用する塗料のこと。 「上塗材」とも呼ばれ、塗装の仕上がりと建物の保護性能を決定づける最も重要な工程だ。


トップコートの3つの役割

役割内容
保護屋根・外壁を紫外線・雨水・汚れ・衝撃などから守る
② 美観色・・デザインなど建物の外観を整える
③ 機能付与遮熱性・低汚染性・防カビ性など付加機能を発揮する

この3つの役割を同時に担うのがトップコートであり、塗膜の耐久年数や仕上がり品質に直結する工程といえる。


中塗材とトップコートの関係

  • 一般的なケース:中塗材と同じ塗料をトップコートに使用する(2回塗りで膜厚を確保する目的)
  • 別成分を使用するケース:中塗材で下地調整を行い、トップコートに異なる機能性塗料を使用するケースもある
  • 塗膜の性能はトップコートの成分に依存するため、遮熱・低汚染など機能を重視する場合は、その性能を持つ塗料をトップコートに選定することが重要だ

よくある質問(FAQ)

Q. トップコートを2回塗る理由は何か?
トップコートを2回塗る最大の理由は塗膜の膜厚を均一に確保するためだ。1回の塗装では塗りムラや塗り残しが生じやすく、膜厚が不均一になると耐久性・防水性・紫外線への耐性が低下する可能性がある。2回に分けて塗装することで均一な塗膜が形成され、メーカーが保証する耐久年数を発揮できる塗膜に仕上がる。塗装工事の見積もり確認の際は、中塗り・上塗りの2工程が明記されているか確認することが重要だ。

Q. トップコートの種類はどう選べばよいのか?
トップコートの選定は建物の立地条件・求める機能・予算によって異なる。主な選定基準は以下のとおりだ。

  • 耐久性重視:フッ素系・無機系塗料(耐用年数15〜20年以上)
  • コストパフォーマンス重視シリコン系塗料(耐用年数10〜15年程度)
  • 汚れにくさ重視:低汚染性(超低汚染)塗料
  • 暑さ対策重視:遮熱塗料

下地の素材や既存塗膜の種類との適合性も確認したうえで選定することが耐久性向上のポイントだ。

Q. トップコートと防水塗装のトップコートは同じものか?
名称は同じ「トップコート」だが、用途と役割が異なる。外壁・屋根塗装におけるトップコートは美観・保護・機能付与を目的とした仕上げ塗料を指す。一方、ウレタン防水やFRP防水などの防水工事におけるトップコートは、防水層そのものをUV劣化や摩耗から保護する保護として使用される塗料を指す。防水工事のトップコートは定期的な塗り替えが必要であり、一般的に5〜10年を目安にメンテナンスを行うことが推奨されている。

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