2液塗料の硬化不良

塗料不具合塗装 塗装の現場から 2022.06.24 (最終更新日:2024.01.05)

「2液塗料の硬化不良」とは、2液反応硬化形塗料の2液を混合・塗装し、規定の乾燥時間後でもべたついている状態のこと。

2液塗料の硬化不良の原因として、次のようなことが挙げられる。
希釈塗料用シンナーではなく水で行ったなど、希釈剤の選択を誤った。
・B液(硬化剤)が多量に混合され、過剰なB液が未硬化のためベタ付きが消えない。
・A液とB液の混合撹拌が不足している。
・低温時の塗装で反応硬化が進まなかった。

硬化不良を対応する方法として、硬化不良塗膜を電動工具などで除去し、清掃後に正規の2液溶剤塗料で再塗装を行う方法がある。

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