外壁で汚染が発生しやすい部位
不具合
2024.04.17
(最終更新日:2024.04.25)
外壁で汚染が発生しやすい部位とは、エアコンホースカバー付近、ベランダ腰壁内側、水切り不良箇所などが挙げられる。
一般的に汚染が発生しやすい箇所
建物の構造、部位に起因する場合
●雨が当たりにくい箇所(突起物などの下側) ● 汚れが堆積する箇所(凹凸が激しい面)
●斜面(傾斜壁・パラペット他)、水平面 ●笠木/窓廻りの水切がない、または不十分な箇所
建物の周辺環境に起因する場合
● 交通量が多い幹線道路周辺 ● 種子や胞子が飛来し湿気がある環境
(森林や田畑が隣接し、湿っぽく日当たりが悪い面などは汚れの上に苔・藻が発生)
汚染物質が上記のような条件で降雨で洗い流される量よりも多く堆積した場合、汚染が発生します。
※化学反応で生成される無機質汚染(錆汁・エフロレッセンス)に対して、低汚染機能は期待できません。
汚染事例
・使用塗料:超低汚染リファイン1000MF-IR
・施工年数:施工後約2年経過
・備考:日当たりが悪い北面・汚染箇所周辺に植栽あり
使用塗料:超低汚染リファイン1000Si-IR
施工年数:施工後約1年経過
備考:凹凸のある下地・水切りなし・上部に汚れがたまる面あり
対処方法
一般的な上塗材で土埃(無機質)や排ガス、苔・藻の種子(有機質)の汚染物質が付着・繁殖した場合は、塗膜に染み込んできれいに除去できない。しかし、超低汚染リファインシリーズで汚染が気になった場合は、水洗浄によるメンテナンスが可能。
・ホースや家庭用洗浄機などを用いて水圧により洗い流す。
・水を含ませた柔らかい布やスポンジ等で汚れを除去し、水で洗い流す。
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